脇役猫の混合ワクチンを終えて

我が家の猫については、以下の記事で述べています。このサイトでは柴犬が主人公ですが、脇役として登場させようとも思っています。現に画像などをアップしていますが、うちの柴とのツーショットに関し、様々な思い等をお持ちいただけるようでしたら、アップした甲斐があるというものです。

 

柴犬エッセイ : バカ犬にバカ猫が加わった!!

 

そんなうちの猫は、推定で2015年8月生まれです。拾った時点で生後約二ヶ月であり、昨年末から今年に掛け、混合ワクチンを接種しました。掛かり付けの動物病院は、うちの柴と同じで、母が連れて行きました。子猫の場合、2から3回混合ワクチンを接種することになります。うちのケースでは2回になり、一度目から約一ヶ月後に二度目の混合ワクチンを受けました。

 

正直なところ、ほっとしたことは確かです。野良といっても、ねずみ用の取り持ちに引っ掛かり、必死になって逃げてきた形跡がありました。しかも、人に何らかの危害を加えられた痕もあり、人見知りの強い猫でもあります。穿った見方かもしれませんが、彼女が心を開いているのは、うちの母とわたし、そして、うちの柴のみのようです。猫好きの人にも近づこうとしないので、余程嫌な思いをしたのかもしれません。

 

茶トラ猫サクラ-01

 

一方、うちの柴は、生後半年の売れ残りで、ペットショップの出入り口で店番のようなこともしていました。いろいろなお客から様々な名前を付けられたようで、それだけ人に慣れてしまったようです。飼い始めの頃は、人であれば誰にでも付いて行こうとしました。月日が経つにつれ、誰が飼い主で、誰がリーダーであるのかを認識したようです。今ではその面影もなくなりました。

 

けれども、基本的には人好きの犬であり、彼女に嫌われる人は、余程の理由があると認識しています。現にそういう人への行動を目にしたことがあり、犬もまた正直であると思います。むしろ犬だからこそ正直なのでしょうが、そういう感情は飼い主からも伝わるようで、犬が苦手な人の理由の一つになるのかもしれません。(^.^)

 

柴犬ヒロ-15

 

上記のように、性格の異なる犬と猫が身近で暮らしています。人好きと人見知りが同じ屋根の下にいますが、これもまたペットの楽しみ方でもあるでしょう。しかし、犬も猫も、幼い時に混合ワクチンを接種することが大切であり、率直なところ、うちの柴を飼うことで、ワクチンの存在などを知りました。

 

それまでも犬を飼った経験がありますが、言ってしまえば、「畜生の飼い方」であり、時代潮流のせいにしてしまうこともできます。けれども、少なくとも経験を活かすことが、かつてのペットたちへのせめてもの供養になるかもしれません。

 

そういえば、実に当たり前のことですが、犬と猫の混合ワクチンには違いがあります。対象となっている病気が異なりますが、単純な認識として、種類の数になるでしょう。

 



 

まず、犬の場合、子犬期には5から8種類の混合ワクチンを接種するようです。うちの柴の場合、すでに接種済みであったため、あまり意識することがありませんでした。けれども、猫よりも多くの種類を受けています。猫については、今回3種類の混合ワクチンを受けています。ただし、接種回数については、犬でも猫でも似たようなもので、おおよそ生後一から二ヶ月を過ぎた頃に接種します。冒頭の方でも触れていますが、次の接種まで一ヶ月程度を空けるようにします。

 

もちろん、うちの猫も上で述べているように、混合ワクチンを2回接種しました。帰宅後、ぐったりしたようにすぐに眠ってしまいました。副作用の危険もあるため、主に母が観察していましたが、顔の腫れや嘔吐などもなく、翌日には元気な姿になりました。これも、うちの柴の経験が活きている面もあります。

 

きれいごとをいうつもりはないですが、犬も猫も人との共生を選んだ動物であり、人を介した類似点も出てくるでしょう。それを鑑みると、うちのケースでは、どちらも似てきているように感じます。

 

たとえば、飼い主のお出掛けや帰宅時には、お見送りとお出迎えをします。犬の場合、馬鹿正直なところがあるので、見るからにどういう状態であるのかわかります。しかし、猫はひねくれ者で、タイミングをずらして来たり、まるで「お仕事」のように上目遣いでノコノコやって来たりします。こういう姿を見ると、このバカ猫!!、と思いますが、尻尾をピンと立てている姿が猫なりの精一杯の感情表現のようです。

 

また、うちの場合、トイレの時間も同じようです。うちの柴がすれば、猫も駆け込み、その逆も然りです。さらに、猫の犬化なのでしょうか? 飼い主が苦手な人は、猫も苦手のようです。うちの柴のケースについては先述していますが、猫の場合でも、行動を目にしたことがあります。なんだかんだ言っても、猫もまた、飼い主から影響されることがあり、おそらく端から見れば、飼い主がどういう人であるのか、推測できるのかもしれません。

 

子は親の鏡。

 

犬ばかりでなく、猫もまた、当てはまるのでしょう。もともとわたし自身は、犬派であると思っていましたが、性格的には猫に近いと、若い頃から思っていました。確かに、身近で飼っていると、それをつくづく実感します。時に、うちの猫と反目し合うことがあるのも、そういうことが関係しているのかもしれません。(笑)

 

ヒロとサクラ-03

 
さらに、猫なりに恩義でも感じているのか、うちの柴とのじゃれ合いが好きなようです。仮にわたしとうちの柴が並んでいたら、最初にじゃれつくのがうちの柴です。けれども、うちの柴は、相手にしないこともあります。少し心配になることもありますが、時間が経つと、じゃれ合いをするようになり、彼女らには彼女らなりの暗黙のルールがあるのかもしれません。

 

それよりも、うちの柴が自分に近い存在であり、もっとも追い抜きたい相手であり、目の上のタンコブでもあるかもしれません。もっとも、グループを作っても群れの動物ではないため、順位付けはしていないだろうと思っています。(笑)

 

ともあれ、うちの猫の混合ワクチンも終わり、近々避妊手術を行う予定です。うちの柴には行っていませんが、猫の場合、犬よりも自由に行動する面があり、たとえ完全室内飼いでも、不幸の未然防止が大切だと思っています。いろいろな考えがあるでしょうが、そうするからには、最期まで飼うつもりであり、猫を飼うことに犬のような飼い主の義務がなくても、それが義務の一つであろうと思っています。

 

長くなりました。相変わらず乱文の羅列でしたが、ここまでお読みいただけましたら、誠にうれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

参考図書

 

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