台風では行けない散歩

日付では昨日(2015年5月12日)になりますが、台風のため、うちの柴との散歩を中止しました。すでにこのサイトでもお話していますが、昨日のような天候では、散歩に行かないようにしています。中には、「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ」で、台風でも散歩に行っている人がいるかもしれません。

 

確かに、そういう気持ちはわかります。わたしも、かつては雨であろうと風であろうと、朝と夜に散歩に行きました。けれども、トイレを覚えてから無理なことは止めました。こちらがイライラしてしまうと、犬にも悪影響を与えます。実際、そういうことを経験し、原因が犬ではないのに犬を怒っている自分に気付いたことがあります。一種のヒステリーと言えば大袈裟かもしれませんが、誠に情けないことです。

 

しかし、今でも繰り返してしまうようなことがあり、これもまた飼い主としての甘えでもあるのでしょう。これは持論になりますが、肉体的には犬の方が人よりも強いと思います。牙でガブリと噛まれてしまえば、それで終わりでしょう。けれども、犬は決して人には勝てない面があります。それが心であり精神であり、服従という特性であると思います。

 

こういう生き物だからこそ、日本では、犬が可愛がられ、義理の象徴のようにもなっていたのでしょう。もっとも最近では、こういう文化も廃れているかもしれません。しかし、心の奥底を覗けば、まだまだ捨てきれるものではないかもしれません。それを良い面に活かそうとする方が、メリットが大きいと思いますが、いかがでしょうか?(笑)

 

ともあれ、犬には、先で触れているように服従する特性があり、どんなことがあっても飼い主に従うようになります。もっとも、封建時代の浪人と同様、主人のいない野良犬もいます。わたしはそのタイプかもしれませんが(笑)、むしろ、従う心が強いからこそ、従わないこともできると言えます。非常に逆説的であり、そうであるからこそ、日本と犬の関係は、独特な面があるかもしれません。けれども、どんなことがあっても服従するのであれば、飼い主の方にも甘えが出てしまいます。いくら怒ってもコイツは逃げないだろう、という思いが出て来ます。わたしのようなしがないオヤジには、そういう面が強いと思います。

 

このサイトで、犬と人とは違う生物種であり、それをきちんと踏まえた飼い方が重要であると述べていますが、これはわたし自身にも当てはまります。同じ屋根の下で暮らしていると、時に犬であることを忘れてしまうこともあります。それに絡めたエピソードをアップしたこともありますが、やはり、きちんとした別れ方をするためにも、気持ちを強く持っていることも大事であると思います。(笑)

 
 

- 桜の下のオヤジと柴犬
- レインコートとうちの柴

 



 
台風で散歩を中止したことからずいぶん話がそれたようですが、以下のサイトでは、地元の天候を把握することができます。

 

- Google : 台風気象情報、台風第6号(埼玉県)

 

けれども、この記事を書いている間に、すでに峠を越えたようです。雨の音も風の音も聞こえず、非常に静かです。明日は、台風一過となるのでしょうが、湿っぽさを感じます。こうなると、いよいよ梅雨の時期が近づき、夏をも感じるようになります。

 

犬を飼っていると、夏には心配な面があります。かつて、派遣社員としてですが、わたしも会社勤めをしていました。うちの柴を一人で留守番させることになり、夏は特に不安でした。暑さでバテてしまうことも気がかりでしたが、それ以上に雷が不安でした。いずれ「柴犬の飼い方」に記事をアップする予定ですが、雷があった日、帰宅すると部屋の中が、アチャーッ!!、ということが何度もありました。獣医に相談しても、根本的な対策はなく、ヨシヨシして下さい、と言われました。近くにいられないから困ってるのに、と思いましたが、体の専門家と飼い方の専門家は違うのか、と思いました。

 

けれども、結局、「諦めを主にした対策」をしました。この点は、先で触れているように、別記事のなかで詳しく述べる予定です。柴は特に雷が苦手だと聞きました。うちの柴を見ていると、さもありなん、という感じです。しかし、わたしが在宅仕事をするようになると、雷が鳴っても、耳をピクッと動かすのみとなり、だんだん慣れてきたのか、平気で寝ていることもありました。もちろん、今でも同じですが、犬もまた現金な生き物である、と思います。(笑)

 

今回の記事は、とりとめのない内容となり、いつも以上に個人的な想いの羅列となりました。お役に立ったかと言えば、そうであると断言することはできません。しかし、一人の飼い主の想いの一端と思っていただければ、誠にうれしい限りです。

 

さて、散歩に行けなかった、うちの柴は、一体どんな風だったのでしょうか? わたしも、まだまだ子供気分が抜けないのでしょう。先日、iPhoneを購入し、このサイトで公開するため、早速写真を撮りました。正直、うちの柴を撮ることが購入目的の一つでもありますが、ずっと撮り続けるかは気分次第であると申し上げておきます。(笑)

 

ともあれ、以下が、散歩を中止した日のうちの柴です。

 

柴犬ヒロ-09

 

相変わらず、惚けた顔をし、汚い座椅子で横になり、生意気にもカメラ目線です。しかし、この記事を書いている最中に、わたしの側に来て、伺うようにしながら寝ています。

 

柴犬ヒロ-10

 

一体全体、何を考えているのでしょうか? 散歩に行けなくて残念と思っているのでしょうか? はたまた、今日は行けなくて良かったと思っているのでしょうか? はっきりしたことは分からないでしょう。けれども、一つだけ言えることは、食事の時間になると、独り興奮し、プスップスッと言いながら、その場でクルクル回ります。たとえ寝ていても、跳ねるように起きて来ます。仮にこれがなくなれば、年齢の問題かもしれません。しかし、生き物にとって食とは、何よりも代え難いものなのでしょう。そういう面では、人よりも犬の方が正直であると思います。

 

長くなりました。今回はこれまでになります。