食事の与え方

犬の食事と言えば、かつては、ネコ飯が主流でした。犬なのにネコ飯というのもなんですが、残飯に余った味噌汁、というのが定番で、わたしの実家で犬を飼っていた時は、当たり前のようでした。今の柴にも、ドッグフードがなくなると、つなぎとして、ネコ飯を与えています。けれども、基本的にバカなので、与えればなんでも食べます、小便の回数が多くなり、ペットシーツの減りが速くなるので、なるべく食事のつなぎをしないようにしている、バカ犬のバカ主人です。(^O^)

 

とにかく、犬の食事と言えば、以前は、ネコ飯というのが定番でしたが、今では、そんな与え方をしている人も少ないのかもしれません。先日、BBC World Newsで、日本の少子化と絡め、犬を飼う家庭が増えているというレポートが放送されていました。ペットの家族化が進行中であるのでしょう。いや、すでに、ペットが家族の一員である社会になったのかもしれません。ならば、犬の食事も、豪華になってしまうのは、仕方ないのかもしれません。

 

このサイトでも、おすすめドッグフードを掲載していますが、人の食事と一緒で、上を見れば切がなく、際限がないようです。ヘルシーを考えたものなどもありますが、なにもそこまで、とわたしのような者は思ってしまいます。しかし、誰にでも大事なものがあるため、そういうものにお金を掛けることに、もったいないという気持ちは関係ないのでしょう。大事なもの云々であれば、わたしにも一つや二つはあり、理解できることです。けれども、そこにうちの柴が入っているか否かは、はっきり答えないでおきます。(^O^)

 

話が横道にそれていますが、先でもお話しているように、犬の食事についても、良いものを与えようとすれば、キリがないようです。また、ネコ飯のように、人が食べられるものを与えても問題ないようですが、味付けには、十分気を付けた方がいいようです。わたしの知る限りでは、人の味付けの三倍程薄めたものが適切で、人にとって味が感じられない程度でも、全く問題ないようです。しかも、与えてはいけない食材もあります。チョコレート、鶏の骨、イカ類が、代表的なものです。かわいいからと言って、自分が好きな食材をそのまま与えてしまえば、思いもよらない病気に罹ってしまうことにも、十分気を付けるべきでしょう。

 

実際、実家で犬を飼っていた時、たまには良いか、とのことで、母が残ったカニの脚をを与えたことがありました。二匹の雑種とも、喜んでガツガツ平らげました。けれども、翌日大下痢をし、まぶたが腫れ、二匹とも一日グッタリしていました。結局、大事には至らず、その点では幸運でした。このことを近所の犬好きの女性に話したところ、犬は薄味で、魚介類はダメで、なおかつ、骨をやるなら豚の骨がいいと、母の代わりに説教されました。母にも伝え、以後、薄味のネコ飯かドッグフードにし、下痢もまぶたの腫れもありませんでした。

 

さすがに、今の柴には、実家の経験と同じようなことをしませんが、たかが犬されど犬、とはこういうことを言うのでしょう。手作りの食事は、犬に喜ばれるかもしれませんが、与えるなら慎重に。そうしないなら、ドッグフードで十分、というのが、飼い主の一人として、今の時点では思っています。

 



 

また、食材とともに、食事回数も、犬には大切であるようです。年齢によって、理想の回数も違うようです。以下、年齢毎に分けた、簡単なまとめです。

 

    1、生後3週間から1か月程度(新生児期) - 1日4回 : 犬用ミルクに混ぜた離乳食
    2、生後1か月から3か月程度(幼年期) - 1日4回 : 離乳食から子犬用ドッグフード等への移行期
    3、生後3か月から半年程度(少年期) - 1日3、4回 : 子犬用ドッグフード等
    4、生後半年から1歳半程度(青年期) - 1日2、3回 : 子犬用から成犬用ドッグフード等への移行期
    5、生後1歳半から8歳程度(成人期) - 1日2、3回 : 成犬用ドッグフード等
    6、生後8歳程度以上(成人期) - 1日1、2回 : 老犬用ドッグフード等
※ 参照 : 柴犬の飼い方・しつけ方(Amazon.jp)

 

以上、一般的な食事の与え方についてまとめたものですが、ご参考になったでしょうか? ちなみに、うちの柴の場合、生後半年から一緒に暮らし始めたので、その時から今日まで、一日2回の食事で、基本的にドライフードのみです。前のパラグラフでも触れていますが、ドッグフードについては、以下も、ご参照下さい。

 

 
 

ところで、つい最近のことですが、食事代節約と主人があまり食べないことを理由に、さらに、うちの柴も、高齢犬と呼ばれる年齢に近づいているので、食事回数を1日1回にしたことがあります。そうして、狂犬病予防のために、行きつけの動物病院に行き、体重を量ると、激減していました。病院へ行く度、毎回体重を測りますが、その日は約1年ぶりでした。以前は9キロ以上あったのに、7キロ程度まで落ちていました。獣医が前足に注射しようとすると、むくみを指摘し、脈をなかなか見つけられませんでした。診察後、窓口で料金を支払おうとしたら、獣医に言われました。

 

「体重が気になるんだけど、変わったことありましたか?」

 

わたしは、食事を1日1回にし、主人も食わないから、と答えました。
そうして、どうしたらいいのか、逆に尋ねました。

 

「もっと食べさせた方がいいですね。これ以上減ると、栄養失調になりますよ」

 

さらに、言われました。

 

「”お父さん”から、もっと食べて下さい」

 

食事回数を減らした理由の一つに、食事代の節約があることは、さすがに言えませんでしたが(笑)、診療代支払後に、サンプル品のドッグフードをもらいました。サプリメント系のもので、いつも与えているものより、高価なものです。どうもなんだか、複雑な気分になり、なおかつ、帰り道で、思わず独り笑いをしてしまいました。うちの柴が、不思議そうな顔をしていたのを覚えています。

 

こういうことがあったので、現在では、ケチりもせず、うちの柴には、1日2回の食事に戻しました。少しして、足のむくみも解消し、散歩から帰宅し、玄関で持ち上げると、以前より重たく感じるので、体重は戻ったと思います。喜ばしい限りでしょうが、やはり、このバカ犬、と思ってしまうバカ主人でもあります。けれども、その主人は、今でもあまり食事をしません。皆さんも、犬の栄養失調には、十分気を付けましょう。(^O^)

 

ただし、わたしの経験は、食事の減らし過ぎでしょうが、食事の与えすぎも問題でしょう。先の獣医とのやり取りの中で、あるおばあさんが暇を見ては犬にオヤツを与え、しまいには、体重が増えすぎて、肥満になったとのエピソードを聞きました。かわいがるのはいいですが、それも程々が適切なのでしょう。とにかく、たかが犬されど犬。過保護も良くないですが、ネグレクトも良くないですね。食事についても、犬の特徴などをきちんと理解し、分からないことは、通っている動物病院の獣医などに尋ねることが、無難であるようにも思います。

 

今回もまとまりのない内容でしたが、何かしら、お役に立っているようであれば、うれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

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