トイレのしつけ

柴犬のしつけの中でも、トイレに関しては、戸惑うことが多いのではないでしょうか? 実際、わたしが、そうであり、柴犬というよりも、犬全般になるかもしれません。時に悲しくなったり、時に怒ったり、時に喜んだり、結局、うちの柴は、トイレを覚えるまで、結構な時間が掛かりました。というより、掛かけてしまったというのが、正確です。何とも恥ずかしい限りです。

 

けれども、やはり、犬の本能なのでしょうか? 一度覚えたら、決して忘れなくなりました。もちろん、たまには、トイレを外してしまうこともあります。しかし、そういう時は、概ねわたしに原因があったり、あるいは、許容範囲での粗相です。逆に考えれば、犬の本能は、怖いような感じもあります。(^o^) こうなるまで、色々試しました。しかし、今のように、スムーズには行きませんでした。どうしたらいいのかと、ずっと悩んでいましたが、ある日、ふと、思いました。

 

「あの先生、ホームページ作ってるかな?」

 

あの先生とは、かつてNHKで放送していた「趣味悠々:犬と暮らしを楽しもう!!」に出演していた、獣医師のことです。もう8年近く経つようですが、ちょうど今の柴を飼い始めた頃に放送され、全話ビデオに録画しています。(^o^) 結構前の番組ですが、現在でも、DVDを入手できるようです。

 

 

この番組の中でも、トイレのしつけが紹介されていました。いわば、セオリー通りの方法で、食事の後、トイレの場所に犬を連れて行き、便をすれば、褒めて上げるというものです。実際、わたしも試しましたが、まず、根気が要ります。するまで待たなければならず、余裕を持っていないとできないでしょう。もっとも、わたしの性格的な欠点もあるかもしれません。(^o^) また、犬の方も、警戒しているのか、そういう時に限って、して欲しいことをなかなかしてくれません。なんだ主人の前だと恥ずかしいからか?、と思っていると、散歩では、平気で便をし、しかも、主人の顔をじっと見つめる時があります。つい、このバカ犬、と思いますが、これはうちの柴の性格かもしれません。(^o^)

 

結局、「趣味悠々」の方法では、トイレをしつけられず、当時は、散歩がトイレの時間のようになり、あまり好ましくなかったようです。弁解がましいですが、犬との”二人暮らし”で、会社勤めもしていたので、仕方ない面もありました。けれども、どうにかして、トイレを身に付けさせたいと思い、ふと、「趣味悠々」の獣医師を思い出し、ネットで調べてみました。すると、病院のホームページとともに、個人のブログも公開していました。

 

- ホームページ : 井本動物病院

 

そのブログで、トイレのしつけについて、アドバイスしていました。端的に言えば、犬の特性を利用した方法で、本来なら、あまり苦労しないとのことでした。わたしの言葉にすれば、「インフラ整備し、あとは犬任せ」という感じです。正直、半信半疑でしたが、試してみたら、本当に簡単に覚えてしまい、さすが動物の専門家、と思ってしまいました。(^o^)

 

残念ながら、現在のブログでは、トイレのしつけに関して、記事が残っていません。わたしの記憶の中では、ホームページ自体が移動し、なおかつ、ブログも移転し、古い記事は削除されてしまったようです。もしかしたら、移動できないブログ同士だったのかもしれません。ブログが流行り始めの頃で、今のような融通が利かなかったのでしょう。けれども、わたし自身が経験しているので、以下に、自分で試した方法について、順を追ってお話していきます。

 

1、トレイの場所を決める

これは、サークルなどが主になるでしょう。あるいは、小部屋程度のところがあれば、そこになるかと思います。中には、廊下にする、という人もいるかもしれません。しかし、大事なことは、当然人と共生するので、トイレの場所となるようなところは、区切りが必要でしょう。わたしの場合、最初はお手製の仕切を作り、部屋の隅にしました。

 

2、捨ててもいいようなシートを区切りの中に敷き詰める

ここからが、犬の特性を鑑みたトイレのしつけになると思います。区切りの中のどこで便をされてもいいように、不必要なシートなどを敷き詰めます。新聞紙でも問題ないでしょうが、床にこぼれてしまうことなども考慮すべきでしょう。もっとも最適なものは、ペットシーツだと思います。わたしの場合も、ペットシーツを使い、念のため、裏から軽くセロハンテープを張りました。

 

3、食後すぐに犬をシートの敷き詰めた区切りの中に入れる

食後であれば、トイレに行きたくなるのが、犬の一般的な習性であるかと思います。もちろん、中には、すぐに出ないという犬もいるかもしれません。これは、人でも同じようでしょう。ほとんど毎日便の処理をしていると、そんなことをつくづく思います。同時に、こっちは出ないで困っているのに、と思うことも、個人的にはしばしばあります。(^o^) とにかく、食事をした後、犬を区切りの中に入れ、好きな時に便をさせるようにします。

 

4、便のしている箇所に、トイレトレーを置く

これでほとんどトイレのしつけは、終わったようなものです。犬の習性として、ほぼ同じ場所で、便をします。散歩へ行っても、そういう傾向があるでしょう。毎回似たような場所で便をし、時に違う所ですることもあります。素人の見方ですが、こういう時は、マーキングのように感じます。純粋に便をしたい時は、人より少ないかもしれません。とにかく、犬は、概ね、同じ場所で便をします。その場所を把握した後、敷き詰めたシートを取り除き、便をしていた辺りにトイレトレーを置けば、引き続き、その上でするようになります。

 



 

以上、わたしが先の獣医師のブログから学んだ、トイレのしつけです。順番通りにお話するとは良いながら、正直これだけであり、少し物足りない感じがするかもしれません。(^o^) けれども、行程としては、上記のようです。わたしの経験では、シーツを敷き詰め、犬を自由にしたのは、ほんの数回でした。けれども、念のため、その後しばらく、トイレトレーを囲むように、シーツを敷き詰めていました。そうは言っても、おこぼれがほとんどなかったように記憶しています。あれだけ苦労していたのに、と重思ったことも確かですが、驚きがあったのも事実です。同様に、ああ怒らなければ、と後悔したことも確かです。(^o^)

 

ともあれ、トイレを一旦覚えてしまうと、犬は、しっかりトイレトレーの上で、便をするようになります。おそらくトイレトレー自体も記憶するのでしょう。わたしの場合、引越しをし、犬の居場所も変わりましたが、同じトイレトレーを使っても、問題なく、その上で便をしています。もっとも、少し逸れる時もあるので、同じ大きさのものを二つ使っています。しかし、それでも、別なところでしてしまうこともあり、概ね飼い主の責任となっています。(^o^)

 

わたしの観察範囲内ですが、犬は、隅の方で、便をすることが多いと思います。サークル内にトイレを設置するのでも、おそらくそういう傾向があるでしょう。仮にどうしても、させたい場所があれば、よく言われている方法を使うべきでしょう。先述していますが、食後にその場所へ連れて行き、便をしたら、褒めて上げるという方法です。けれども、これは、やはり、根気がいることで、生後三ヶ月程度の子犬であれば、食後にトイレも近いようなので、あまり時間は掛からないかもしれません。これも先でお話していますが、わたしの場合、生後半年から飼い始め、会社勤めもしていたので、なかなか時間が取れず、犬の特性に任せた方法が、ちょうど良かったのかもしれません。そうは言いながらも、トイレが自然のモノなら、自然に任せる方が、得策であろうとも思っています。

 

なお、種々の理由で、現在のマンションの前は、賃貸の一戸建てに住んでいました。トイレを二階に置き、手製のサークルの入り口も開けたままにしていましたが、トイレまで行って、便をすることができませんでした。結局、サークルの中に入れ、扉を閉めた状態でのみ、便をしていました。わたしの言葉にすれば、「トイレは平面上に設置」した方がいいのかもしれません。ただし、飼い主も飼い主なら、犬も犬なので、うちの柴が単に間抜けであることは、否定しないところです。(^o^)

 

ちなみに、このサイトでも、おすすめのペットシーツとトイレトレーを掲載しています。

 

 

トイレトレーに関しては、上記でも述べていますが、現在、うちの柴が使っているものは、生産中止のようです。おそらくオークションなどでしか購入できないと思います。念のため、ウルトラワイドにしていますが、これは、大型犬用と見なされています。わたしの知る限り、ウルトラワイドのトイレトレーは、数に限りがあり、非常に少ない印象を持っています。もしかしたら、最後は、手作りのトイレトレーかもしれません。少々無責任な物言いでしょうが、それでもやはり、この記事でお話した方法で、トイレをしつけるのが、ベストではないかと思っています。

 

もっとも、人も経験を重視し、それを何度も行おうとする傾向もあり、犬の習性に似ている面があるかもしれません。しかし、それが生き物の証でもあり、だからこそ、一旦クセになると、止められなくなるのでしょう。これが快感に結びつくと、厄介なことになり、手の付けられない、犬の問題行動と通じるところがあるかもしれません。こういうことなので、人と犬は、共生できるのでしょう。さらに、猫も、エゴの観点からすれば、人に似ている点もあり、犬と猫が人と暮らせるところは、似たもの同士だから、と言えなくもありません。大人になっても遊びをする生き物は、人と犬と猫のみということもまた、興味深いところであり、また、面白いこととも思っています。

 

少々話がずれてしまいましたが、わたしも人の子であるので、自分で成功したものが、オススメできると思っているのでしょう。個々のケースで違いがあるかもしれないことは、理解しているつもりであり、一番、と思っても、あまり口にしないようにしたいです。しかし、それも、もう遅いようです。(^o^) とにかく、柴犬はもちろん、犬のトイレのしつけに困っていたら、この記事でお話した方法を、是非試してみてください。それで成功するようでしたら、誠にうれしい限りです。

 

今回もあまり良い文章ではないですが、ここまでお読みいただけましたら、幸いです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

(^。^)(^。^)(^。^)

 

追記 : 2015年6月18日
上記でお話している、生産中止のトイレトレーが、以下のようになります。トレーは変わっていませんが、自宅が変わりました。どこに置いているかは、ご想像が付くかと思います。やはり、良い飼い主ではないですね。恥ずかしい限りですが、ようやく画像をアップできましたので、ご参考になれば、うれしい限りです。ちなみに、手の影はわたしのです。念のため、この世の出来事であるとお話しておきます。(笑)

トイレ

 

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