柴犬のしつけと生活

桜の下のオヤジと柴犬

すでに東京では、桜が満開となり、今週末までが見頃と言われています。今日、明日が盛りのピークかもしれませんが、皆さんの中には、色々な地域で暮らしている方々もいらっしゃるでしょうから、これから楽しみと思っている人もいることでしょう。

 

わたしは、さいたま市に居住しているため、ほとんど東京のピークと変わりません。近隣でも桜が満開であり、さすが桜区と名が付いているだけあります。一昨年の年末まで北浦和で暮らしていましたが、現在は実家で生活し、どこに桜があるのか、大体の見当は付いています。もっとも、居住地域は、秋ケ瀬公園があることで知られ、それ以外は、無名の首都圏の一部となっています。しかし、桜堤公園もあり、北へ向かって桜並木が伸びています。おそらく初めて来た方は、ここから都心まで本当に一時間程度で行けるのか?、と思うかもしれません。それは何より、文明の利器のおかげでしょう。(^o^)

 

ともあれ、桜と言えば、日本の国花であり、やはり、日本犬との組み合わせが似合います。当然、柴犬との相性も良く、ネットで見つけた以下のような画像には、感慨深いものがあります。

 


SWITCH BOXより)

 

桜の中で映っている柴犬は、豆柴とのことです。少し演出があるかもしれませんが、たとえそうであっても、柴犬との相性は、バッチリでしょう。わたしも、こんな写真を撮ってみたい、と思いますが、夢物語になるかもしれません。

 

しかし、お分かりのように、わたしには、「娘」がいるため、モデルには困りません。しかも、先でお話しているように、桜並木が近所にあるため、上記の画像のようなシチューエーションにならなくても、桜をバックに写真を撮ることはできます。通常、散歩は夜に行きますが、写真撮影のために、早めることもできます。ハマッてしまったら、毎年の楽しみになるかもしれません。

 

けれども、うちの柴では・・・・。

 

 

二日前のことです。いつものように、夜に散歩へ行き、先述している桜並木を通りました。荒川の土手沿いで、街灯も点き、現在は、花見ができるように提灯なども飾られています。散歩に行く頃には、ひと気がなく、一台の屋台が出ていますが、青シートが掛かっています。正直、やかましくないため、わたしにとっては、喜ばしいことです。

 



 

そんな中、二日前の夜は、桜が満開で、街灯にライトアップされたようでした。散歩をしながら、ふと見上げ、わたしのようなオヤジでも、風流だなあ、と感じました。おそらく犬を飼っている人であれば、ついつい犬であることを忘れ、たまに人を相手にするように話し掛けてしまうでしょう。この時がまさにそうでした。

 

うちの柴が、桜の木の根元で、クンクンしているだけだったので、その場で立ち止まっていました。リードが強く引かれることもなく、わたしが言いました。

 

「おい、見てみろよ」

 

反応がなかったので、うちの柴に視線を落としました。すると、後ろ半身を屈め、じっとしていました。

 

確かに、この時期、犬にとっては「お熱い」シーズンです。マーキングも増え、10歳でもまだまだ赤いものが出て来ます。パンツを使っていないため、汚れても構わない安物のカーペットやシーツなどを多用しています。自然現象でしょうが、マイペースな柴です。特徴の一つである忠実さはありますが、やはり、犬は犬であって、それ以上でも以下でもないのでしょう。

 

わたしは思わず、「ったく」、とつぶやきながら、ペットボトルに入れた水を「落とし物」のところに掛けました。そうして、帰路につきながら、次第に可笑しくなり、一人ほくそ笑んでいました。うちの柴は、クンクンクンクン、クンクンクンクンしながら、前を進んで行きました。変わらぬ散歩姿ですが、時に違った感じが生まれることも、犬との暮らしの一場面でしょう。

 

桜の下のオヤジと柴犬。

 

少なくとも、うちの場合は、全く絵にならないようです。

 

(^。^)(^。^)(^。^)

 

 犬が似る? 人が似る? 
レインコートとうちの柴 

 

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