飼い主の義務

柴犬を飼うと、それなりの責任が伴います。マナーにも関係するでしょうが、しつけをきちんとし、他人に迷惑を掛けないようにすることです。いわば、常識の一つとも見なすことができます。わたし自身、たいした飼い主ではないので、あまり生意気なことを言えませんが、たとえば、散歩の時には、必ず首輪とリードを犬に付けています。これは、もしもに備えたことで、人とすれ違う時は、できるだけ自分の側に寄せるようにしています。

 

仮に、犬が興奮し、制御できずに他人に噛みつき、怪我を負わせれば、それなりの責任問題が生じます。もっとも、犬に限らなくても、他人に損害を及ぼせば、それなりの償いが問われます。これもまた、常識の一つでしょう。けれども、柴犬も含め、犬を飼えば、飼い主は、2つの義務を負うことになります。どちらも、「狂犬病予防法」という法律で規定され、一つは狂犬病予防接種、もう一つが畜犬登録です。

 
 


1.狂犬病予防接種

 

狂犬病予防接種は、生後三か月過ぎで一回目を受け、以後、毎年一回、必ず受けることになっています。わたしの住まいであるさいたま市では、毎年4月から6月までに、狂犬病予防接種を行うようになっています。一般的には、役所が集合接種を主催し、依頼された医師などが担当します。しかし、行き慣れた動物病院でも、接種が可能であり、時期を間違えなければ、そちらで接種しても全く問題ありません。

 

このサイトでも、柴犬の病気について、いずれお話する予定ですが、狂犬病は、恐ろしい病とのことです。一度罹患し、発症すれば、致死率が100%であり、完治の見込みもないようです。人畜共通感染症の一つであり、ワクチンが開発されるまでは、手の施しようがなかったと言えるでしょう。日本国内においては、半世紀以上、発祥例がないとされています。しかし、煽るつもりは毛頭ありませんが、海外においては、毎年狂犬病に感染している人がいるようで、アジアやアメリカなどで、確認されています。
もっとも、日本人の患者も、数年前にいたようですが、海外で犬に噛まれたことが、原因だったとのことです。

 

 

わたしは、専門家ではなく、柴犬の飼い主の一人に過ぎませんが、きちんと予防接種をしていれば、狂犬病に罹患することはないようです。ただし、毎年予防接種でお世話になっている、獣医師によれば、自己判断で、狂犬病予防接種を受けさせていない飼い主が、数多くいるようです。豚インフルエンザで、世の中が騒いでいた頃、犬にも感染するのかどうか、尋ねたことがあります。それはないとの答えでしたが、豚インフルエンザよりも、狂犬病の方が怖い、と言っていました。海外からたくさん動物も入って来ているので、そこから広がる可能性もあり、十分情報提供できていない獣医師の責任でもある、とのことでした。

 

思うに、半世紀以上、国内発症例がなければ、警戒感も薄れてしまうのかもしれません。法律は、人が作り上げるものであり、絶対とは言えませんが、狂犬病の場合、恐い病気であることは、確かなようです。やはり、毎年の予防接種をきちんと守っていくことが大事であるように思います。

 


2.畜犬登録

 

次に、畜犬登録は、住まいを管轄している市町村区役所で、申請することになります。窓口は、役所毎で異なるでしょうが、わたしの場合、さいたま市役所の生活課でした。けれども、組織変更があったようで、現在は、くらし応援室、あるいは、動物愛護ふれあいセンターで登録するようになっています。

 

畜犬登録は、生後一か月半以上の犬が対象です。生涯一回のみの申請であり、登録時に、狂犬病予防接種が済んでいることを証する、注射済証明書を提出することになります。一般的には、柴犬も含め、子犬を入手する時期は、生後三か月から半年程度であると思います。入手方法については、別途お話しますが、ブリーダーからでも、ペットショップからでも、狂犬病予防接種をしていれば、子犬の引き取り時に、注射済証明書を渡してくれます。

 

また、登録が終わると、鑑札、犬と書かれたステッカー、注射済票が交付されます。鑑札と注射済票は、首輪に付け、ステッカーは、家の玄関などに貼ります。鑑札には、登録番号が刻印され、仮に迷い犬になり、保健所に保護されたとしても、登録番号があるため、飼い主に連絡することが可能になっています。さらに、注射済票は、狂犬病の予防注射済の証明であり、首輪に常時取り付けることで、感染症の恐れがないことを示しています。ステッカーに関しては、犬を飼っていることを明示する意味があります。

 


3.義務のまとめ

 

以上、犬の飼い主が行う2つの義務になりますが、どちらも、費用が掛かります。地域によって異なるかもしれせんが、さいたま市の場合、狂犬病予防の集合接種(役所主催)であれば、手数料を含め、3000円程度です。しかし、動物病院で受けると、若干高くなります。わたしの柴がお世話になっているところでは、4000円です。これまで、集合接種で受けたことはなく、多少高くても、通い慣れた動物病院で接種しています。いずれ別なページでお話する予定ですが、さいたま市では、毎年4月から6月までが接種期間になるので、フィラリア予防と一緒に行っています。

 

一方、畜犬登録の料金も、地域によって、違うことがあるようです。さいたま市では3000円であり、わたしの知る限り、東京でも同額のようです。また、狂犬病予防接種のお知らせは、毎年役所から送られて来ます。畜犬登録を元にした通知であるため、狂犬病予防と共に、犬の住民登録でもあるようです。さらに、動物病院で、狂犬病予防接種を受ける時、役所からの通知書を持参することになります。仮に失くしてしまったら、獣医師が役所の窓口で手続きを行うとのことで、別途手数料が取られます。わたしは、一度通知書を失くし、数百円余計に支払ったことがあります。これも、地域や動物病院でも異なるかもしれませんので、きちんと確認することが大事でしょう。

 

なお、畜犬登録は、生涯一度ですが、住所が変わった時も、届け出をする必要があります。わたしの場合、今の柴を飼い始め、同じ地域内で、引越をしたため、住所変更の届け出をしました。また、犬が死亡した場合も、届け出が必要であり、廃犬届と呼ばれています。これについては、まだ経験したことがありません。

 

ちなみに、飼い方の書籍などでは、子犬を引き取って来た時、近所に挨拶に行くことを勧めています。泣き声などで迷惑を掛けることもあり、一種の礼儀のようなものでしょう。これも、わたしは行いませんでしたが、近隣との円満な関係を鑑みれば、確かに大切なことかもしれません。現在は、集合住宅でも犬を飼える時代になりましたが、人が近くにいながらも、関係は希薄になっていることでしょう。もし、これから犬を飼う予定であれば、一考の余地があるかもしれません。

 

長くなりました。今回は、これまでになります。

 

 

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