古くからの歴史

犬のご先祖様?、と聞かれれば、多くの人がオオカミと答えるでしょう。これは、かなり以前から言われていたことのようで、わたしの憶測ですが、犬がペット化した頃からの通説かもしれません。科学の世界には、色々な説が生み出され、それを証拠立てて説明することが、科学の科学たる由縁になるでしょう。

 

犬の起源についても諸説あり、オオカミとジャッカルの交雑説、野生犬の存在説などがあったようです。けれども、1990年代の遺伝子学の進展から、犬の遺伝子を分析したところ、オオカミを起源とする説が、有力になったようです。しかも、その分析の過程で、オオカミから犬が分化した地域が、東アジアではないのか、との説も生まれました。さらに柴犬も、遺伝子分析がなされ、ヨーロッパ起源の犬よりも、相対的にオオカミに近かったようです。

 

 

以上のことから、わたしなりに解すると、柴犬は、犬の原型を承継しているのかもしれません。日本犬の中で、一番人気があり、最近では海外でも、飼う人が増えているようです。アメリカにおいては、血統が認可され、「Shibainu」という言葉も、もしかしたら「Karaoke」と同様、国際化した数少ない日本語かもしれません。(^。^) また、柴犬は、考古学的見地から、縄文時代には、すでに飼われていたのではないか、と考えられています。縄文時代の遺跡の中に、犬の土偶が見つかり、柴犬と似たような容姿をしていたそうです。

 

この影響と言えるのでしょうか? 「縄文柴犬」という犬種を確立しようと、NPO法人などが設立されているようです。しかし、古くから犬種認定などを行っている団体などでは、「縄文柴犬」という犬種を認めていないようです。これは、柴犬の小型タイプと言われる「豆柴」と同様なことでしょう。

 

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  • 縄文柴犬 (2015年4月22日 : 記事内容が削除されていますが、記録として残しておきます。)
  • 柴犬

 

いずれにせよ、柴犬の飼い主の一人としては、縄文時代の遺跡に、容姿に似た土偶があっただけで十分と思いますが(^。^)、それだけ歴史があり、日本列島の中で、馴染みのある犬なのでしょう。昔話の中で、犬が出て来ることがありますが、やはり、立ち耳で、主人に忠実で、野原を駆け回る姿を思い浮かべます。わたしの場合、どうしても、柴犬がオーバーラップしますが、おそらく秋田犬や紀州犬などをイメージする人もいることでしょう。

 

また、「柴」という言葉には、三つの起源説があります。まず、一つ目は、柴犬の毛色に多い赤褐色が、枯れ柴に似ているからというものです。二つ目が、小さいという意味を表わす柴という古語から取られたというものです。最後に、小さな低木が柴と言われ、その間を駆け回っていたから、というものです。一体、どれが正しいのかは、確定していないようですが、もしかしたら、今後も判明しないかもしれません。

 

そうは言っても、柴犬が日本犬の中で、一番小型で、しかも、日本犬を飼っている多くの人が、柴犬であることは、事実のようです。わたしの経験ですが、洋犬ばかりを扱っているペットショップなどで、唯一扱われている日本犬が、柴犬であることが多いように思います。もう一種加えるなら、秋田犬になるでしょう。わたし個人は、日本犬のような素朴さを感じさせる犬が嫌いではなく、柴犬の次も、日本犬を飼いたいなあ、と思ってはいます。(^。^)

 

先にも昔話のことに触れましたが、それだけ犬と言えば日本犬、という潜在的なイメージが、わたしには、植えつけられているのかもしれません。もっとも、今の時代は、たくさんの洋犬も飼われているため、これは、わたし個人の家庭環境などもあると思います。さらに、日本犬が嫌いではないと言っても、洋犬の中にも、飼ってみたないなあ、という犬種があり、コーギーなどには、非常に興味があります。(^。^)

 
 

そう言えば、今の住まいの近所に、神社もありますが、たまに、うちの柴と散歩に行きます。小さな鳥居の側には、狛犬が立っていますが、わたしの知る限り、色々な容姿があります。狐のようなものもあれば、シーサーのようなものもあります。しかし、経験上、日本犬のような形が多いようで、わたしには、どうしても、それが柴犬に見えてしまいます。

 

これまでお話したように、犬の起源がオオカミで、柴犬は比較的オオカミの遺伝子を多く引き継いでいるようです。また、縄文時代の遺跡に、柴犬に似たような土偶が発見され、古くから日本列島で、人に飼われていたようです。神社の狛犬を見る度、このようなことを思い出し、柴犬の姿に悠久の歴史を感じ、多少ロマンチックな気分になります。

 

けれども、柴犬の歴史も、他の日本犬と同様、順調ではなく、明治維新以後の近代化の影響で、洋犬が多数輸入され、洋犬との混交が進んだようです。絶滅の危機が囁かれ、昭和戦前期に、日本犬保存会が発足され、他の日本犬とともに、天然記念物に指定されました。以後、柴犬の血統が存続され、今日の人気犬種にまで到ったようです。

 

ちなみに、うちの柴は、日本犬保存会認定の柴犬ですが、心底、犬は血統に関係なく、一匹一匹個別で、性格が異なっているように思います。柴犬の特性などもお話する予定で、なおかつ好きで柴犬を飼っていながら、矛盾したような物言いですが、これも、捨て犬の雑種を飼った経験から来ています。人と同様、犬もまた、血統に関係ないと言ったら、綺麗事になるでしょうか?

 

長くなりました。今回は、これまでになります。

 

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 飼い主の義務
特性(習性や本能)とは 

 



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