今年(2015年)もまた、暑い季節がやって来ます。とうとう6月になってしまい、月日は実に速いものです。このまま速さを感じながら、わたしも、うちの柴も、いずれはあの世へ逝くのでしょう。もっとも、まだまだ修業が足りないことは、わたしも、また、うちの柴にも当てはまるのでは、とも思っています。(笑)
けれども、柴犬に関わらず、犬を飼っているのであれば、夏は嫌な季節かもしれません。暑さ対策をしなければならず、大いに心配してしまうシーズンです。かく言うわたしも、夏は嫌いではないのですが、うちの柴のことを考えれば、悩ましい時期でもあります。今回は、そんな夏の暑さ対策について、お話していきます。
まず、柴犬も含めた犬の暑さ対策として、散歩のことが気になるでしょう。犬も熱中症や日射病となるため、日差しの強い時間帯は、散歩を避けるようにすることです。しかし、涼しい時間帯でもアスファルトに熱が籠もっていることがあるので、十分注意すべきであることは、言うまでもありません。
また、室内で飼っている場合、クーラーを使うのは問題ないようです。しかし、人より低い場所にいるため、時に涼しさを通り越し、寒さを感じてしまうこともあります。結局は、程良い調整が必要なのでしょうが、折りを見ながら、クーラーを止めることも大事なことです。さらに、室外で飼っている場合、犬舎を涼しい場所に移動することが大事です。風通しの良いところがベストで、犬舎に入らなくても、暑さを凌げるところが望ましいようです。
これらのほか、室内でも室外でも共通していることがあります。それは水を絶やさないことです。しかし、夏になると、細菌が発生しやすくなるため、水差しや食器などをこまめに洗うことが大切です。また、水は水道水でも問題ないようですが、絶やさないからと言って、長い時間放置すれば、先で触れた細菌の問題もあります。面倒でも、時間を見ながら、水の入れ替えも適切なようです。
以上、一般的な暑さ対策であり、セオリーでもあるでしょう。このサイトでも時折お話している「柴犬の飼い方・しつけ方」(西東社出版部)でも述べられています。セオリーであるため、飼い主としては、基本事項の一種として、理解しておくことが大切です。
参照 : 柴犬ペットグッズ – 夏は換気?それともクールマット?
さて、ここまでは、繰り返しのようですが、暑さ対策の一般的なことです。うちの柴の場合、少々異なる点があります。
最初に取り挙げた散歩になりますが、基本的には、夜にしています。現在であれば、10時半頃に家をでますが、以前であれば、日が変わった頃に散歩をしていました。 これは、季節に関係なく、飼い主の都合が大きな要素です。もっとも、小さい頃は、朝と夜に散歩をしていましたが、トイレを覚えてから止めてしまいました。無理をすることは、犬にも、また、飼い主にも、精神的に良くないと思っています。(笑) ともあれ、散歩については、季節に関係なく、ひと気のない時間帯を選んでいるので、夏だからといって、特別なことはしていません。
しかし、室内飼いであるので、当然、散歩以外は、部屋の中にいます。室内の暑さについては、正直、気を遣っています。そうは言っても、クーラーを使うことはありません。マンションで暮らしていた頃は、クーラーがありましたが、留守番させる時も、クーラーを使いませんでした。元々わたし自身がクーラーを好まない性格だからです。涼しく感じるのはほんの少しの間で、あとは寒く感じてしまうばかりです。もっともクーラーを使わない大きな理由は、電気代が余計に掛かってしまうことです。ケチな飼い主であることは間違いないでしょう。(笑)
ならば、どういう対策をしているかと言えば、窓を開けています。自分なりに調べたところ、ネットの相談掲示板などで、夏は電気代が掛かるというコメントを見てしまい、これは懐が大変になる、と思いました。その頃は、今と違い、派遣社員をしていたので、どうしても留守番させなければなりませんでした。たとえタイマーをセットしたとしても、長時間クーラーを掛けることになれば、ギョッとするような感じがしました。
どうしようかと迷ってしまったので、掛かり付けの獣医に相談しました。すると、気温は人と同じようで構わないということでしした。つまり、人が暑ければ犬も暑く、人が寒ければ犬も寒いので、人に合わせて大丈夫、ということです。大事なことは、締め切った部屋に長時間放置しないことであり、換気が重要とのことでした。
なるほど、と思い、マンションで暮らしていた時は、風回りの良い換気扇が二つあったため、それらを全開させていました。さらに、暑さがひどい場合は、扇風機も回していました。意外に涼しく感じ、このバカ恵まれてるな、と思ったことも確かです。(笑)また、このサイトでも触れていると思いますが、暮らし始めた頃は、貸家生活でした。二階の部屋に居場所を作りましたが、裏手の窓を開けていました。不用心と思われるかもしれませんが、人が入り込める可能性が低いようだったので、これもまた、運が良かったのかもしれません。
現在も、母と一軒家で暮らしていますが、わたしが在宅勤務をしているので、窓を開け、さらに、扇風機も掛けています。状況としては、これまでとあまり変わりません。獣医の言った通り、大事なことは換気であり、外気との接点でしょう。ただし、うちの柴の場合、繰り返しますが、非常にラッキーだったことは確かです。マンションの場合、風回りの良い換気扇がないケースもあるかもしれません。また、窓を開けたままでは、防犯に良くない一軒家もあるでしょう。そういうところでは、クーラーを使わざるを得ないかもしれません。実際、わたしの身近で、締め切った部屋に子犬を放置し、二度と起き上がれなくなったことがありました。室内犬の暑さ対策の第一は、たかが換気、されど換気、とも思っています。
また、水に関しては、セオリー通り、できるだけこまめに取り換えています。水道水を利用していますが、これまで何の問題も起きていません。夏であれば、三回あるいは四回以上、取り換えることもあります。うちの柴自体、気温によって大量に飲むため、足りなくなったので取り換えるケースが多いです。
けれども、水に関しても、獣医に尋ねたことがあります。犬でも夏の場合冷やした水が良いんですかね?、と聞いたところ、水道水で大丈夫ですよ、冷たいとか熱いとか、あまり分からないですから、とにこやかに返されました。気温の暑さは分かるのに、食べ物などの熱さは関係ないのか、とも思いましたが、確かに獣医の言う通りでしょう。そうは言っても、「猫舌の犬」もいるかもしれず、闇雲に熱さを考えないで食事を与えることは、問題があると思います。(笑)
いずれにせよ、うちの柴の場合、夏においては、いつものように夜に散歩させ、室内では換気を考慮し、水をこまめに取り換えています。すでに10年以上生きてきたので、おそらく死ぬまでこのスタンスで大丈夫、とも思っています。また、暑い時は、横になりながら、ハアハアハアハア息が激しくなることがあります。人の汗に相当するもののようで、好きにさせています。しかし、疎ましく感じることもあり、わたしもまた、わがままな飼い主なのでしょう。(笑)
なお、夏になると、時に暑さのせいで、食事が進まないこともあります。水も大量に飲むため、正直、大丈夫かコイツ、と思うこともあります。これまで、そういうことがあっても、次の日には回復していたので、人が暑さでバテてしまうことと同じなのでしょう。バカは死なないと言いながらも、正直、まだ早いと思っていますが、状態が長引くようであれば、獣医に診せに行こうと、毎年思っている次第です。
今回は、夏の暑さ対策を取り上げましたが、少しでもお役に立ったようでしたら、誠にうれしい限りです。あまり上手い文章ではないですが、次回もまた、よろしくお願いします。
追記:2017年5月22日
音声レビューとして、Youtubeにアップしました。内容が重なることもあるかもしれませんが、下記もご覧いただければ幸いです。よろしくお願いします。