子犬を選ぶポイントと迎える準備

柴犬の子犬を入手する方法については、すでに当サイトで、お話しました。

 

- 子犬の入手方法

 

主な入手先としては、ペットショップやブリーダーであり、これらのほか、里親募集に応募したり、あるいは、保健所から譲り受けるという方法もあります。いずれにも、メリットとデメリットがあり、仮に入手先を決めたのであれば、そういう点を重々弁えておくべきでしょう。けれども、子犬の入手先を決めたとしても、実際に、子犬を選ぶ際には、踏まえて置くべきポイントがあります。さらに、子犬を選んだ後、自宅へ迎えるための準備も大切です。以下、子犬を選ぶポイントと迎える準備について、管理人の経験を踏まえながら、お話していきます。

 
 

1、子犬を選ぶポイント

まず始めに、オスかメスかを決めておきます。どちらにも特徴があり、オスのマーキングとメスの生理については、特に注意が必要でしょう。オスの場合、トイレのしつけにも関係し、メスにおいては、生理による出血があるので、その対応方法などを十分理解しておくことが大切です。もっとも、柴犬も含めた犬の特性、あるいは、成長過程などを事前に知っておくことが、飼い始めてからも、役に立つかもしれません。

 

- 特性(習性や本能)とは
- 一般的な成長過程

 

次に、子犬の入手先へ行き、目当ての子犬を呼び、その反応を観察することです。一般的には、元気よく近寄って来る子犬が、比較的安心であるということです。合わせて、親犬にも面会し、親犬の状態も見ることができれば、ベストでしょう。また、体の各所にも、注意すべき点があります。目当ての子犬の目は、キラキラしているでしょうか? あるいは、鼻がびっしょり濡れ、耳垢などもなく、歯のかみ合わせが正常で、毛並みが輝き、肛門が引き締まっているでしょうか? なにより、体全体がガッシリし、四肢が弱々しくないでしょうか? これらも、子犬を選ぶチェックポイントとなっています。

 

けれども、上記のことは、あくまでセオリーと言えます。言い換えれば、常識的なことであり、実に当り前のことばかりのように思います。最終的には、飼い主のスタンスで、子犬選びのポイントも、大きく変るかもしれません。たとえば、子犬の入手先に、保健所を選んだとします。「子犬の入手方法」でもお話していますが、保健所に連れて来られた犬の中には、人間嫌いもいると言います。

 

もちろん、そういう犬を決して引き取らない、というスタンスもあります。けれども、問題のある子程かわいい、と言われているように、欠点のある子犬が、立派に育ち、成犬となり、老犬となり、最期を見送ることができたら、言葉に表わせない感情が湧き上がるかもしれません。自己満足の一種でしょうが、そういうやりがいもまた、犬を飼うことの醍醐味であり、犬がホスピスなどで活躍できる、要因の一つかもしれません。

 

また、わたしの場合、ほとんど一目ぼれでした。近所のペットショップへ行き、安売りの広告が窓ガラスに貼られていたので、店員に、該当の柴犬を見たいと言いました。店内に連れて行かれると、今の柴がケージに入れられていました。長いこと売れなかったせいか、人にはなついていたようで、わたしが行っても、ケージから出て来ようとしました。けれども、自力ではどうにもしようがなく、ウ~ウ~うなっていました。

 

もしかして、狭い中に入れられてばかりかな、と思いました。同情心のようなものが芽生え、なおかつ、久しぶりの犬の匂いを嗅ぎ、ああこれだ、と思い、引き取ることを決めました。今でも忘れていませんが、引き取って来た初日、自宅の中で、自由にさせました。あちこち走り回り、どことなく、うれしそうでした。おそらく解放感からだったのでしょうが、そういう点では、良かったかな、と思っています。しかし、バカ犬のさらにバカ飼い主なので、うちの柴にしたら、天国は連れて来られた日だけで、あとは、地獄の日々かもしれません。(^。^)(^。^)

 



 

2、子犬を迎える準備

入手先で、引き取る子犬を決めたら、次は、迎える準備となります。仮に、家族がいらっしゃるのであれば、家族で飼うという自覚が大事です。そうして、家族の役割分担を決めるようにします。子犬と自分たちのライフスタイルを調整し、近所にも迷惑をかけないようにすることです。できれば、子犬を連れ、近所へ挨拶回りをすることも、大切かもしれません。いずれも、当り前のことばかりですが、当サイトの「飼う前の心掛け」でお話したように、結局は、子犬選びのポイントと同様、飼い主の責任となります。

 

けれども、子犬を迎える準備には、心掛けのようなもの以外にも、いくつか重要な点があります。まず、近所に、動物病院の有無を確認することです。できれば、徒歩5分以内で、いざという時に、すぐに診察に行くことが可能なところです。当サイト「飼い主の義務」でも多少触れていますが、犬を飼えば、狂犬病予防接種やフィラリア予防などが必要になり、どうしても、動物病院との関わりが出て来ます。もちろん、予防対象以外の病気になった時でも、行きつけの動物病院があれば、獣医も状態を把握しやすいと思います。

 

動物病院については、いずれ別ページでお話しますが、わたしは、さいたま市に居住し、いしい動物病院というところで、毎年お世話になっています。今のところ、大きな病気には罹っていませんが、毎年の狂犬病予防接種やフィラリア予防などで、通院しています。いしい動物病院に決めた理由は、二点あります。一点目は、近所であることで、もう一点目は、診察費の安さです。犬を連れて行くと、再診代が付きますが、領収書で500円以外の数字を見たことがありません。また、予防接種などは、ペット保険の対象外であるため、料金が高くなることを、重々理解してくれています。フィラリア予防で例を取れば、一括払いのみでなく、月毎の支払いでも問題ありません。わたしのような貧乏人には、大助かりな動物病院です。

 

いずれにせよ、子犬を迎える準備の一つとして、通院先の動物病院を見つけておくことが大切です。しかも、どんなことを尋ねても、素人に分かり易く説明してくれるところであるなら、なおベストでしょう。インフォームドコンセプトの時代と言われていますが、それは、人間のみならず、犬にも、もちろん柴犬にも、さらには、ペット全般にも当てはまることだと、おこがましいながらも、思っています。

 

次に、子犬の居場所を決めるておくことも、大切です。室内でも室外でも、家族の顔が見える場所が、最も適していると言います。わたしは、実家暮らしの際、室外飼いを経験していますが、庭先に居場所を作っていました。一方、室内においては、リビングが最適と言われています。リビングは、家族が集まる場所であり、犬も群れの一員として、安心感があるようです。現在のわたしは、マンションで暮らしていますが、基本的に食事を取る部屋の隅に、わたしが使っていた座椅子を、居場所にさせています。寝る部屋でもあるので、うちの柴は、わたしの足元で横になる形です。

 

三つ目に、生活用品の購入になります。サークルや犬用ベッド、トイレや食器など、色々あります。たとえば、犬用製品の専門店などで、購入することも問題ないでしょうが、100均でも、犬用食器などを売っています。実は、わたしも、近所の100円ショップから犬用食器を買い、今でも利用しています。プラスチック製なので、安価なものでも、幼少期から老齢期まで、使用することができます。当サイトでも、オススメのペットグッズなどをお話する予定であり、矛盾するようですが、必ずしも、安かろう悪かろう、ではないと思っています。(^。^)

 

ただし、サークルやトイレに関しては、さすがに100均では販売していません。それなりのものを揃える必要があるでしょう。ちなみに、以下のようなスターターセットがあります。成長によって、サイズを変えられるようですが、特に初めて犬を飼う人には、役立つものかもしれません。

 

 

続いて、四つ目になりますが、散歩コースをある程度決めておくことも大事かもしれません。個人的な話をすれば、今の柴とは、借家暮らしから始まりました。しかし、オーナーが売却を決めたため、引越しせざるを得なくなり、現在は、同じさいたま市内のマンションで生活しています。住まいを決める基準に、ペット可物件はもちろんですが、散歩コースも、選択基準の一つにしていました。近所に、駒場競技場へ通じている散歩コースがあり、犬にもちょうどいいので、今の住まいに決めた要因の一つとなりました。

 

幸いにも、わたしが幼い頃と異なり、ペットも家族の一員と見なされるようになってきました。まだまだ欧米並みではないのかもしれませんが、いずれそうなる可能性もあるでしょう。家族の一員と見ることには、大いに賛成ですが、それだからと言って、しつけをおろそかにすることは、話が異なりますし、逆にペットがかわいそうな面もあると思います。ともあれ、現在は、わたしのように、マンションでも、柴犬を飼う事ができます。

 

以上、子犬を選ぶポイントと迎える準備の話でしたが、いかがだったでしょうか? 今回も、説教臭いわりには、中身のある内容ではなかったかもしれません。しかし、ここまでお読みいただけましたら、作成者として、誠にうれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

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